LPガスの法定点検は4年に一度。点検員さんからの電話

維持管理

空き家で契約しているガス会社から「ガス設備の点検調査お知らせ」なるハガキが届いた。訪問予定日時が記載してあり、不都合の場合は連絡しろという。どうやら立ち会いが必須らしい。

タイミングが悪いことに、夏本番を迎える前の空き家点検を済ませたばかりだった。
あの家にはエアコンがないので、夏はあまり行きたくないのだ。今年は特にコロナ禍の夏。オリ・パラ期間中の長距離移動もしたくない。
次回の訪問は秋の予定である。

とりあえずコールセンターに電話して
・別の場所に住んでいること
・指定日時に在宅しないこと
・変更後の日程を決めたら、またご連絡します
と伝えた。

すると電話口の女性が「来月くらいまでご連絡がなければ、申し訳ありませんが、こちらからも再度ご連絡させていただくかもしれません」とすごく申し訳なさそうに言う。

「はい、もちろんOKです。こちらも忘れることもあるかもしれませんので。むしろお願いします」という感じで電話を切った。一見「いい人」のような対応だが、実際には困った客であろう。

その後、東京には緊急事態宣言が出され、県境をまたぐ移動がしづらくなった・・というのも当然あるが、実のところ「あの家にはエアコンがないので暑い時期はなるべく行きたくない」というのが主な理由で、スッカリ放ったらかしになっていた。

ちょうど一ヶ月くらい経ったころ、ものすごく申し訳なさそう~な留守電が入っていた。

「●●ガスの点検員のKと申します・・・。ガスの設備点検の件でお電話させていただきました・・・。またご連絡いたします・・・」

すぐに折り返し電話をした。K氏はものすごく腰の低い語り口で「お忙しいところ何度もご連絡して、大変申し訳ございません・・・。ガスの設備点検の件でお電話させていただきまして・・・。こちらからもご連絡が遅くなってしまったのですが・・・。実は、点検期限が近づいておりまして・・・」と言った。

内容は催促だが、こういう言い方をすれば高圧的に聞こえないのだなぁと、感心してしまった。内心は困った客だと思っているだろうが・・・。

LPガスの法定点検は4年に一度。期限までに点検しないと「ガスの供給を止めざるを得ない」ということだった。そうかぁ、もう購入して4年も経ったんだなぁと気づく。

念のため「もし供給が止まった場合、料金的なものはどうなりますか?」と尋ねたところ、K氏は「そうですね、料金的なものは・・・供給停止期間中はいただかないことになります」と言う。お互いに「料金的なもの」とぼかして言ったのが少し面白かった。「料金的なもの」って、料金以外に何があるのか。

料金がかからないなら、供給が停止になっても良いのでは・・・?という選択肢も頭をよぎったが、供給再開時に面倒になるのもイヤだし、そういう理由でガスを止めるのもだらしがない。

こういった用事は「不要不急」とは言えないはずだが、念のため、緊急事態宣言明けの時期を狙って、点検日程を予約した。そのころにはもう少し涼しくなっているはずだ。

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